PHP
PHP基礎
プログラミング
算術演算子
PHPでは数値や数値型の変数を使って加減乗除の計算ができます。このときに使う「 + 」や「 - 」などの計算記号を算術演算子といいます。
加減乗除の書式
算数のような ○ + △ の書きかたではなく、変数に格納する書式になります。
$a = 10 + 5; // 加算
$b = 10 - 5; // 減算
$c = 10 * 2; // 乗算
$d = 10 / 2; // 除算
$e = 10 % 3; // 剰余
$f = 10 ** 3; // 累乗
echo $a;
echo $b;
echo $c;
echo $d;
echo $e;
echo $f;
出力結果
15
5
20
5
1
1000
プログラミングの決まりごとで、乗算には「 × 」に「 * 」を使い、「 ÷ 」に「 / 」を使います。また、剰余の「 % 」は割り算の余りを表し、「 ** 」は冪乗の計算結果を表します。
加算子と減算子について
「 1 を加える」「 1 を引く」というだけなら等式を書かなくても加算子や減算子を使うことができます。
記述例
// 加算子
$a = 5; // $a に 5 を代入
echo $a; // 5 が出力される
$a++; // 「 ++ 」が加算子。$a に 1 を加える
echo $a; // 6 が出力される
// 減算子
$a = 5; // $a に 5 を代入
echo $a; // 5 が出力される
$a--; // 「 -- 」が減算子。$a から 1 を引く
echo $a; // 4 が出力される
この加算子「 ++ 」と減算子「 -- 」は前につけるか後ろにつけるかで効果が変わり、それぞれを「前置加算子」「後置加算子」「前置減算子」「後置減算子」と呼びます。
// 前置加算
$a = 5;
echo ++$a; // 6 (先に加算してから $a を返す)
echo $a; // 6
// 後置加算
$a = 5;
echo $a++; // 5 (先に $a を返してから加算する)
echo $a; // 6
// 前置減算
$a = 5;
echo --$a; // 4 (先に減算してから $a を返す)
echo $a; // 4
// 後置減算
$a = 5;
echo $a--; // 5 (先に $a を返してから減算する)
echo $a; // 4
代入演算子
さっきから頻繁に使ってる「 = 」は代入演算子といいます。
変数に値を代入するために用いるのであって、算数のように「右辺と左辺は等しい」じゃないことに注意しましょう。