Codeworks Notes

 2020-04-25

 2020-04-28

PHP
PHP基礎
プログラミング

PHPの基礎知識

WordPress でカスタマイズを行ったりテーマを作ったりするときに必ず付いて回るのが PHP です。Wordpress 自体が PHP で作られた Web アプリケーションなので、静的な HTML で済ませられない動的な部分を思い通りに動かしたいときは PHP が書けないと自由度が下がってしまいます。

ひとまずは最低限知っておけば色々なところで役に立つ基本の部分を綴ります。

そもそも PHP 言語とは

PHP とは「 The PHP Group 」によって開発されているオープンソースの汎用プログラミング言語で、特にサーバー側で動的に Web ページを生成する機能が備わっているのが特徴で、以下のようなことができます。

  • HTML のソースコードを生成する
  • データベースが利用でき、値の書き込みや読み込みができる
  • フォームから送られた情報を受け取って処理できる

それぞれ具体的にどうこう、というのは置いておいて、この機能があるお陰で書き込んだものがメールやタイムラインに送信される仕組みが動き、ブログや SNS のように投稿したり検索して古い記事を見たり、という動きが実現されます。

開発環境について

ファイルは拡張子「 .php 」を使い、表示結果の確認には Web ブラウザを使います。しかし、静的 HTML のようにローカルコンピュータ上でコードを書き、ブラウザで表示しようとしてもサーバーと同じ内部処理をしてくれないため正しく表示されません。

コードの結果を正しく表示させるためには Web サーバーが必要です。
レンタルサーバーを利用するか、XAMPP や MAMP といった PC 上で動作するサーバーソフトをインストールする必要があります。

自宅サーバーを利用する場合は PHP と Apache(もしくは Nginx)、MySQL( または MariaDB )が動作していることが必須です。

エディタについて

PHP ファイルは UTF-8 のエンコードで保存しないと、サーバー側で文字が化けてうまく読み取れないので、Windows 標準の「メモ帳」は使わず、「 Sublime Text 」や「 Atom 」などの文字コードを指定できるテキストエディタを使って作りましょう。

前置きはここまで。

書式について

難しく考えず HTML の延長だと思いましょう。
ふつうの HTML を書いて拡張子が .php でも表示されるので、動的にしたいところに PHP 構文を差し込む、という考え方で OK です。

<?php
  // 処理を書くところ
?>

" <?php " から始まって " ?> " で終わるまでの範囲が PHP で書かれる部分です。ここに何らかの出力内容を書くとブラウザで処理されます。